創発的物性物理:対称性の破れから量子位相へ

 本研究拠点は,新物質開発,新物性予測,放射光を用いた電子構造解析・結晶構造解析などの最先端物性計測からなる物性物理学とその周辺分野の研究者(実験+理論)が集結し,分野横断的な立場から,新しいタイプの創発的物性を模索する前衛集団です.

 拠点コンセンプトについてはこちらを参照    

 


トピックス

■ 第1回拠点研究交流会(ポスター発表会)

第1回拠点研究交流会を実施しました。拠点大学院生によるポスター発表を通して、学内拠点グループ間の研究交流を図りました。

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■WebSiteをアップしました。

広島大学創発的物性物理研究拠点のWebSiteをアップしました。
これからセミナーのご案内をはじめ情報発信をスタートします。


拠点活動

■ 拠点セミナー

  • 第2回 2016年12月16日
    桜庭 裕弥 氏(物質材料研究機構)
    『ホイスラー合金系ハーフメタル材料のスピントロニクスデバイス応用の進展と課題』
  • 第3-6回 2017年1月11日
    第500回記念物性セミナー
    https://www.hiroshima-u.ac.jp/iamr/seminar/past/2016#500

    1)鬼丸 孝博 氏(先端物質科学研究科)
    非クラマース系の電気四極子が創発する多彩な物性

    2)松村 武 氏(先端物質科学研究科)
    Chiral磁性体におけるc-f混成とRKKY相互作用,そして重い電子状態

    3)田中 新 氏(先端物質科学研究科)
    デュアルフェルミオン法とそのハバードモデルの金属絶縁体転移への応用

    4)水口 佳一 氏(首都大学東京 理工学研究科)
    BiS2系層状化合物における超伝導-局所構造制御の重要性-
  • 第7回 2017年1月27日
    岡本 淳 氏 (シンクロトロン放射センター,台湾)
    高輝度・高分解能軟X線RIXSによる最近の物性研究とTPS建設の現状について
    Recent High-intensity & High-resolution soft X-ray RIXS research of physical properties and construction status of TPS
  • 第8回 2017年2月16日
    大槻 東巳 氏(上智大学)
    深層学習を用いたランダム電子系の量子相転移の研究

 


本拠点の概要

■ 拠点名称等

英語名:Center for Emergent Condensed-Matter Physics

略称:ECMP

拠点名:創発的物性物理研究拠点

広島大学インキュベーション研究拠点

■ 研究テーマ:

拠点メンバーの研究室では,例えばこんな研究をしています。

ほんの一例です。イメージを掴んでいただくため。

◇ 非クラマース系の多極子自由度が創出する多彩な基底状態(鬼丸)

非クラマース基底二重項をとるPrIr2Zn20における磁場B || [100]方向の磁場・温度相図.高温側では四極子と伝導電子の相互作用により非フェルミ液体(NFL)状態となるが,低温側のB < 5 Tの低磁場領域ではTQで反強四極子(AFQ)秩序が現れる。また,B = 4-5 T付近では磁場誘起のフェルミ液体(FL)状態となり,B > 6 Tでは非磁性基底一重項となる。(b) 磁気比熱を温度で割ったCm/T, (c) 電気抵抗率のA係数とゼーベック係数を温度で割ったS/Tの磁場依存性.

 

Phys. Rev. B 94, 075134 (2016).

◇ トポロジカル物質の表面とバルクに関する理論的研究(井村)

トポロジカル絶縁体に穴をあけて磁束を通すと表面状態はバルクに侵入していく

 

Phys. Rev. B 87, 205409 (2013)

 

トポロジカル絶縁体の表面に刻んだ1原子層ナノステップに沿ってできる散逸を伴わない1次元ヘリカル伝導チャンネル.トポロジカル絶縁体の表面にパターンを刻むだけで,完全伝導ナノ回路を構築できる.

 

Phys. Rev. B 88, 045408 (2013)

ディラック・ワイル半金属系における状態密度の1変数スケーリング.様々な不純物強度における状態密度の曲線は2つの分岐を持つ1本のスケーリング関数上に乗る.スケーリング関数の2つの分岐はディラック・ワイル相と拡散的金属相に対応する.

 

Phys. Rev. Lett. 112, 016402 (2014)

 

 

 

高温超伝導体の微細電子構造

トポロジカル絶縁体の電子構造

ナノ構造体の磁気/電子状態



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